うどんや風一夜薬の新聞折り込みちらし(2002.11版)
戦前派ならいざ知らずかぜ薬に《うどんや》と付いているのを不思議に思う人も多いのではないでしょうか?
このかぜ薬、生まれは明治の初めの大阪。風邪の早期治療には、アツアツのうどんを食べ、この薬を飲んで一晩ぐっすりと眠ることが一番だという考えから、戦前は、うどん屋さんで売られていました。
商人の町大阪。風邪をひいたらうどん屋さんに駆け込んでその日のうちに風邪を治すのが浪速の文化だったのです。

昭和初期の宣伝カー

この薬、壺井栄の名著『二十四の瞳』にも登場しているのです。
かぜをひいてしまったらしい大石先生と同僚の田村先生との会話です。

 《「大石先生、青い顔よ。」田村先生に注意されると、よけいぞくりとした。   
            〜略〜
「大石先生、うどん屋かぜ薬というのがあるでしょ、あれもらったら?」》

風邪は万病の元。
皆様のご健康を祈念し、毎年うどんや風一夜薬の初売りを致しております。

山中ハート薬局前にて

極楽とは無病息災。
太子信仰・浄土信仰の聖地として知られる四天王寺にて春・秋の彼岸会、盂蘭盆会、毎月二十一日のお大師さんには,うどんや風一夜薬 の催事販売を致しております。 
今も昔も変わらない
早くよく効くかぜ薬です
風邪は早めの治療が大切です。のどが痛い、さむけがする、頭が痛い・・・。
風邪かな、と思ったらお試し下さい。
消化のよい栄養豊富な熱いうどんを食べて芯から身体を暖めこの薬をのみ、一夜サッと寝ることが合理的であると考えて名付けられたうどんや風一夜薬. 飲みやすい散剤ですから、早く優れた効果をあらわします。眠くならず胃を荒らさない優しい処方のかぜ薬です。
Copyright 1999-2004 udonyakazeichiyakusuri (Japan) co.,ltd.